別冊 Mail Magazine Ｒａｄｉｃａ	1998年11月25日（水）
RADICA EXPRESS ＳＥＬＥＣＴＩＯＮ
Linuxで、日本語ICQ
UNIXでもICQで日本語のメッセージのやりとりが簡単に出来るようになった。 使えるようになったのは、ICQクローンの一つである「Micq」。 それを京都大学の、くどうたく氏がハック※して日本語を通るようにしたのだ。 　この日本語化Micqは、最低限のユーザ検索やメッセージのやりとりはできるが、ICQチャットや、ランダムチャットなどは使えない。 ほぼ、Mac版ICQと同程度の機能と言っていいだろう。 　しかし、Micqをインストールして日本語化するには、ちょっとした技術と知識、そして手間が必要。 その手間を省くために、楠正憲氏がコマンド一発でインストール可能にする、日本語rpmを製作した。 　これに、インストーラー付きLinuxパッケージ、「TurboLinux」を販売している、パシフィック・ハイテック社が興味を示した。 発売間近なTurboLinux 3.0には間に合わなかったものの、後のマイナーバージョンアップから、日本語rpmと日本語化MicqがTurboLinuxに組み込まれる予定だ。 　こうやって、Linuxの世界はどんどん広がっていくのだろう。 ※編集注：「ハック」は以下のサイトにある意味として使用しております。 http://www.vacia.is.tohoku.ac.jp/~s-yamane/articles/hacker/rfc.html ○ UNIX で ICQ を使ってみよう!! http://flos.kuee.kyoto-u.ac.jp/unixicq.html ○ 楠正憲のホームページ：私のパッケージした日本語rpm http://rc5.benefit-online.co.jp/~nori/myrpm.html ○ パシフィック・ハイテック/Home of TurboLinux http://www.pht.co.jp/ □□ [Hosaka the G33kSt@r hosaka@sco.bekkoame.ne.jp]
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