別冊 Mail Magazine adica 1998年10月8日(木)
RADICA EXPRESS SELECTION
メールマガジン広告の相場

 メールマガジン発行者にとって、メルマガでお金が手に入れたいと思うのが人情と言うもの。 読者から購読料を徴収するのは、もっとも確実な方法。しかし、メールマガジンを有料化すると、読者を1割ほどに減らしてしまうと云われている。
 とすると、次に考えるのがメールマガジンに広告を載せることだ。いま、メールマガジンの広告はいくらくらいが相場なのだろうか。
 メールマガジンの広告料金というのは、読者の質によって値段が変わるものだ。 読者層の厚さや、精読率(隅々まで読まれる割合)の高いメルマガほど、広告料金は高くなる。
 メールマガジンの、あらゆるスタンダードを作っているのが、インターネットウォッチやPCウォッチなどを配信する「インプレス」。 そのインプレスの広告料金は、メルマガのトップの部分ヘッダーで広告するとすると、15万円〜10万円位。これを読者数3万〜2万人で割ると、一通5円位だ。
 インプレスの看板商品といえば、インターネットウォッチやPCウォッチなどの有料メールマガジン。 有料のため、広告なども含めた、読者の精読率が高いとされることから、広告料金も高い。
 一方、日本のメールマガジンでもっとも多い読者数を持つのが、60万人の「ウィークリーまぐまぐ」。 ヘッダーでの広告は60万円。一通1円位だ。ウィークリーまぐまぐは無料のため、精読率が低い。しかも読者層は千差万別とあって、このような安い広告料金設定になるのだろう。
 最近、メールマガジンの広告料金をさらに、ディスカウントするところが現れた。 メールマガジン専門の広告代理店「ア・キューズ」では、広告の取り次ぎサービスをしているが、その価格は一通50銭。インターネットウォッチなどの1/10の料金設定だ。
 しかもア・キューズから発行者に支払われる額は、一通10銭から15銭ほどだ。週刊一万部のメールマガジンが手にする金額が、一ヶ月6000円程度ということだ。 これはちょっと安過ぎはしないか?
 あまり安すぎる広告料金は、将来の収入を減らすだけでなく、メールマガジンは儲からないという常識を作って、市場を萎縮させてしまう。
 この世界、まだまだ先は険しい。

○ インプレス・インターネット広告のご案内
http://iad.impress.co.jp/ad-sales/

○ まぐまぐ広告について
http://rap.tegami.com/mag2/ad/magadpg.htm

○ AQ'z 【ア・キューズ】
http://www.aqz.nu/index.htm

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