別冊 Mail Magazine Ｒａｄｉｃａ	1998年9月30日（水）
RADICA EXPRESS ＳＥＬＥＣＴＩＯＮ
ICQ有料化の噂
「ICQ有料化」という噂は昔から根強くあり、今でもチェーンメッセージの形でユーザーの間をぐるぐる回っている。 つい先日も、読者から「ICQ有料化という英語のメッセージをもらった」との投稿があった。 これは「メッセージ一通について、０.１０ドルをかかる様になるかもしれないから、それに反対するためにユーザー同士で協力しあおう」というもの。 　ところが最近、とくにAOLが、開発元のMirabilis社を買収してからは、ただ有料化反対と云うチェーンメッセージよりも、 ユーザーの通信の自由を守れというものが多くなってきた。 たとえば「ICQ番号を整理するために、アクティブでないユーザーを整理しようという動きがある」などだ。 　先日、ロンドン在住の方から、「Keep ICQ Free!」というWebのURLが飛んできた。 このページは内容や燃えているロゴなど、ばりばりのいわゆる（ハッカーをクラッカーと呼ばない人達以外が言うところの）ハッカー的表現。 　ページの作者は、ICQがAOLに買収されることで「ICQに広告が現れたり、使用料を請求されたり、 AOLを購読しないと使えなくなる」かもしれなくなることなどなどが、とても心配だという。 しかしいざ、そうなったときはユーザーは全くの無力だとも言っている。 　このページは、ICQユーザーが「今のICQが好きであって、何も変わって欲しない」ということを、AOLに対して明らかにするために作ったそうだ。 ページのカウンターが増えることで、Mirabilis社にメッセージを伝えようと言うのが趣旨のようだ。 　Mirabilis社は、有料化の噂などに惑わされないようにと、Webで呼びかけている。 現在のICQに対する、フリーベータソフトウェア戦略が変更されることは、まだ考えていないそうだ。 もし、なにか変更することがあれば、３０日前までに発表するということだ。 ○ ICQ Inc. - Circulating Chain-Letters http://www.mirabilis.com/rumors.html ○ KEEP ICQ FREE! http://members.tripod..com/~thingsihate/freeicq.html □ □□　Hosaka the G33kSt@r hosaka@sco.bekkoame.or.jp
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