別冊 Mail Magazine Ｒａｄｉｃａ	1998年9月14日（月）
RADICA EXPRESS ＳＥＬＥＣＴＩＯＮ
特許料徴収で、MP3コミュニティ崩壊の危機！
フリーかつ、合法的にMP3を楽しむことは出来ないのか？先週終わり頃から、こんな話題がMP3界をにぎわしている。 　ことの発端は、１１日、MP3などを話題をするサイト「Dimension Music」で公開されたトピック。 MP3の特許権をもっているドイツの企業「Fraunhofer Institute」が、フリーISOソースベースエンコーダーの開発者に、ライセンス料を払うようにメールを送ったというものだ。Fraunhofer IIS-A, Audio & MultimediaのMartin Sieler氏の署名で送られたこのメールは、ホームページで公開されている。 　公開されたメールには、特許権はFraunhofer と THOMSONにあって、MPEG3エンコーダー1つに対して、２５ドルの特許料、MPEG3で圧縮された１曲を売るならば、１セントまたは１％の特許料を支払え、とある。 　まさにこれは、MP3コミュニティにとって青天の霹靂。 まるで、思いも寄らなかったところから、カウンターパンチが繰り出されたようだ。 この情報は流れ出してから、時期も間もないので噂や憶測が飛び回っていて、混乱も広がっている。 　Windows用の「MP3 Encoder 98」をリリースしているYunaSoftはWeb上で「MP3文化の終焉」として、公開中止をにおわせている。 ○ Dimension Music - Digital Audio Explosion! http://www.dmusic.com/ ○ YunaSoft http://www.yunasoft.gr.jp/ ○ Beware - Open standards aren't Free（Fraunhoferからのメール） http://www.billabong.demon.co.uk/mp3.html ○ -== MP3TIDALWAVE UpGrade ==- http://mr.simplenet.com/layer3/ ○ MP3.COM：Fraunhofer Lowers Patent Boom On MP3 Software Developers http://www.mp3.com/news/095.html □ □□　Hosaka the G33kSt@r hosaka@sco.bekkoame.or.jp
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