別冊 Mail Magazine Ｒａｄｉｃａ	1998年8月7日（金）
RADICA EXPRESS ＳＥＬＥＣＴＩＯＮ
雑誌「ワイアード日本語版」が休刊
４日、突如としてInternet Watch紙上に「ワイアード日本語版」休刊決定と掲載された。 ワイアード日本語版は８月２１日発売号で正式に休刊が発表され、９月２１号で終わりになる。 　発行元のDDP（同朋舎デジタルパブリッシング）は、Watch紙上では事業縮小と報じられていたが、 media MLの福冨氏の投稿などの、もっとも新しい情報では“解散する”とのことらしい。 かなり以前から、発売業務しかやっていない同朋舎はすでに清算会社に近い状態だったそうだ。 実際、ライターや編集者の間ではかなり以前から、「やばい、やばい」との噂がたっていた。 　米国「Wired」本誌も'98年5月に、米ワイヤードベンチャー社の出資元の出版社に売却されている。 　ワイアード日本語版は、インターネットブームにのって発刊されたデジタルカルチャー誌。 インターネット関連を早くから扱っていた、最も古い雑誌だ。 　インターネットをはじめとする、ネットワーク社会や情報化社会の夢を語り、パソコンなどのデジタル・ポップカルチャーを取り上げていた雑誌だった。 　ワイアード日本語版が休刊と言うことは、インターネットの夢を語る時代は終わり、実務の時代へ移行したということか。 デジタル・ポップカルチャーも、いまやファッション誌やスポーツ新聞が取り上げるのが、当たり前な時代になったということかも。 　ちなみに、ホームページの「HotWired Japan」は、NTTグループが運営している。 インターネットのあちこちで、ワイアード日本語版をHotWired Japanが譲り受ければいいのにという声もある。 NTTが絶対に動いていないはずはないと考える、事情通もいる。 もしかしたら、来年頃にワイアード日本語版は復活の可能性もあるかもしれない。 ○雑誌「ワイアード日本語版」が休刊 http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article /980804/wired.htm ○HotWired Japan -Wired Magazine- http://www.hotwired.co.jp/wiredmagazine/ [Hosaka the G33kSt@r:hosaka@sco.bekkoame.or.jp]
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